あらすじ
大胆不敵x繊細妙技xユニークxポジティブx真面目系眼鏡ヒーロー、
頭でっかちx諦めない心x知的好奇心高めx仔犬系童顔ヒロイン。
9歳の時に厄災級の邪霊から逃げ遅れたテティアは、1人の精霊術師の青年によって助けられる。
魔法適性がゼロの彼女にとって、彼は恩人であると同時に憧れとなり、そして初めて淡い想いを抱いた相手。
彼女が魔術図書館の司書になった理由も、国家魔術師の肩書を持つ司書ならば、もしかしたら憧れの人に会えるかもしれないと思ったから。
ところがそんな図書館、実は精霊術師にとっては左遷先。
図書監視員という役職は精霊術師が就くものだが、本部から送られてくる人材はどれも曲者ばかり。
それが嫌で辞めていく同僚たち。
いつしかテティアと館長だけという状態に。
そして最悪の人物と入れ替わりでやって来たのは、隙の無い身だしなみに眼鏡と丁寧語が印象的なダリウス。
だがどうも彼、そんな無能な人物には見えず……。
それもそのはず、彼こそがテティアの憧れた命の恩人だったのだ。
当初それに気づかなかった彼女は、ダリウスに「初恋の相手」と言ってしまう。
この奇跡的な再会に想いが募ったのは彼女ではなく、ダリウスの方だった。
「初恋はまだ有効だろうか」
なぜなら彼女は、ダリウスが誰にも見せることのなかった“趣味”を見て、最高の反応でもって喜んでくれたから。
徐々に接点が増えるテティアとダリウス。
そんなある日、精霊術師団長代理から別の図書館への出張を頼まれる。
共に向かうのはダリウス。
彼女はそこで、彼の精霊術師としては残酷で致命的な秘密を知ってしまう。
そしてテティアもダリウスへの想いが憧れだけではないことに気づく。
「私、同じ人に2回も恋しちゃった……」
ダリウスは、死と隣り合わせな秘密を抱えたまま精霊の、そして人の敵である邪霊と戦い続ける。
テティアは、そんな彼が生きて帰る方法を探し、無事を祈る。
図書館の地下で眠る古の邪霊が目覚める時は、もう秒読みと言えた。
2人に立ちはだかる困難の先にあるのは、幸せか、それとも……
※「創作日記」に設定を追加しました。