あらすじ
ある夏の日…8月31日のこと
全世界を敵に回し、自分が救われるのを諦め、絶望を振り撒く事を決めた男がいて、名前のない貧民街で幼い少女を拾った。
男は目的の為に幼い少女を◾️◾️◾️◾️に改造したが、男の気まぐれなのか出会った時の記憶を残し、命令する事もなく最低限、身を守れるようにと訓練のみやらせて、男の側に置き続けた。
しかしそんな日々は長く続かなかった。
幼い少女と関わっていく内に、ずっと考えないようにしていた罪悪感や後悔といった感情達が少しずつ男に積もっていき、氷の様に凍らせていた心が◾️◾️◾️◾️になっても尚、変わらず、健気に頑張る幼い少女の温もりで、溶けていく。
葛藤の末に、男の選択を拒む少女に命令を下し、この先、この幼い少女が戦火に巻き込まれないように…少しでも健やかな生活を送られるようにと、一生遊んで暮らせるくらいにあった男の全財産を譲渡して、外へ逃した。
その数日後…男は、ちょっとしたミスで、刑務所に収監されてしまい、釈放された頃には何者かによって拠点が壊され、作り上げていた国が滅ぼされていた。
△▽△▽
ある夏の日…8月31日のこと
産まれてすぐに本当の家族に捨てられ、雨が激しく降る雷鳴の中、奇跡的に2人の男女に拾われたがそれも戦争で失い、世界に絶望し生を諦めていた幼い少女がいて、何の因果か、飢えで死にかけていた所を男に拾われた。
幼い少女は、希望を与えてくれた男に少しでも報いるべく、◾️◾️◾️◾️になり、拙いながらも、男を手伝った。
しかしそんな日々は長く続かなかった。
幼い少女に対して突然、男が「出て行け」と言ったのだ。
幼い少女が何度、一緒にいたいと男に懇願しても男はそれを拒絶し、最終的に命令を下されてしまった幼い少女は◾️◾️◾️◾️故に、抵抗する事も出来ず、男の命令のままに、行動を開始する。
……
左腕から激痛で、気づくと…かつて◾️が作り上げた国を滅ぼしていた。
何となく机に置かれたスマホを手に取ると、ふと脳裏にパスワードが浮かび試しに入力してみると、真っ先に小説サイトが目に入った。
戦いの果てに、欠損した左腕からまだ血が流れ続けているのにも関わらず、朝になるまで、夢中になって読み進め、まるで、スポンジの様にその知識を吸収する。
その小説は皮肉な事に昔、◾️の娘がテーマと登場人物を考え、それを元に◾️が執筆したものであり、まだ連載中ではあったが、数年前に第20話が投稿されてから、更新が止まっていた。
タイトルは……
——『ハードボイルドに決めてけっ!!!』なのだった。