あらすじ
これは 最弱の少年が言葉と信頼で世界を救う物語――
世界の支配を企む魔王を討つため、女神によってひとりの勇者が選ばれた。
勇者パーティのメンバーである少年ロックは、みなが認める最弱だった。
ロックの役目は『人と人を繋ぐ』こと。パーティの雑用や交渉などもロックの役目だったが、ある日、ロックは勇者パーティのクビを告げられる。
理由は明白で、彼が弱いからだ。
この先の戦いでは、勇者たちでもロックを守れない――――
弱さを自覚しているロックは故郷へ帰ることにした。
その道中、魔王軍の少女アンナと再会する。
彼女は勇者に負けて、仲間の元へ帰りづらい様子で……。彼女を放っておけなかったロックは、アンナを旅に誘った。アンナも自分を警戒しないロックに心を開いていく。
故郷の自宅へ戻ったロックは、勇者となった幼馴染のアギトとの約束を思い出す。
幼い頃に交わした約束は、本の中の主人公のように、魔王を倒して世界を救い、憧れた英雄になることだ。彼との約束を破りたくなかった。
それに、アギトは勇者という大役から逃げられない状況にいる。
弱くても、ロックにできることがまだあるはずだ……