あらすじ

頭を撫でられて、可愛いと言われて、ぎゅぅっと抱きしめられて、ころっといった。 お手軽な女を都合よく使うための魔法の言葉に過ぎないのに。 24歳、なんて中途半端な数字。 本気で紹介する気もないのに、あいつのタイプの女友達の話をしたり、お嫁さんの条件を聞いてみたり。 察しの良いずるい男にばれないように顔を隠して。 冗談でも、彼女になってあげようかなんて言えない。 言えない気持ちのまま、身体を重ねてる。 ずるい男の望むような女の子なら、こんなにぐるぐる頭を巡らせなくても平気で言えるはずの言葉。 あー、めんどくさい ほんとめんどくさい 今日もまた、あの男をどうやって手に入れるか、姑息に臆病に、滑稽な作戦をたててる。 「…クズ」 「えぇ~俺結構他の男と比べてまともな部類だと思うけどなぁ」 そうだよ。君はまともで、意外と実直で、根っこが優しい。 会えば会うほど、話せば話すほど、君はずるい男だね。 そんな態度でいて、女が落ちたらさよならだなんて。 他の男よりまともで、優しくて、女が喜ぶ言葉を紡いで、 だからくずなんだよ。 とっても、くず。 あぁむかつく こんなわかりやすい男に引っかかる自分のちょろさに、腹が立つ。

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小説を読もう2023/10/09
  • 現在の作品セフレもち男を好きになるということ