あらすじ
むかしむかし、山奥に恐ろしいドラゴンが住んでいました。
そのドラゴンは「災厄の焔」と呼ばれ、人間の村や街を壊すことを何よりの楽しみにしていました。
「弱き者どもよ、無駄な抵抗は笑わせるだけだ」と、彼は空を裂き、地を焼き尽くしていたのです。
誰もがドラゴンを恐れ、近づこうとする者はいませんでした。
それもそのはず、彼は生まれながらに捕食者であり、壊すことこそが自分の力の証だと信じていたのです。
けれど、ある日のこと。
ドラゴンがいつものように村を壊そうとしたとき、たった一人の少女が立ちふさがりました。
「お願い、もう壊さないで」