あらすじ

音楽にすべてを懸けた青春は、とうに過去になっていた──。  かつてバンド活動をしていた木場元児という男。今は小さな広告代理店の営業マンとして鬱屈した日々を送りながら、夢にも現実にも居場所を見いだせず、諦めたふりをして生きていた。  けれど日々の隙間に、ふとした違和感がある。 子どもを持ったかつての仲間、きついが真っ直ぐな後輩、今もなお自分の表現と向き合い続ける親友、そして──まだ出会っていない、誰か。  いつの間にか、それぞれの時間が、自分のものとは別の速度で進んでいる気がしていた。  そして気づく。  忘れたつもりのことは、案外忘れきれていないということに。

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カクヨム
カクヨム2025/08/03
  • 現在の作品夜明けのモクバ