あらすじ

世の中は、第二王子が婚約者と婚約破棄して異世界から来た聖女と婚約。聖女を虐めていた罪として追放された元婚約者が実は無罪で、第一王子と結託して第二王子と聖女を断罪。そしてめでたく第一王子と第二王子の元婚約者が結婚したという重大事件が持ち切りだった。 しかしそんなものはどうでもいいと、今日も今日とてイレーナ・ベルターニャ子爵は悩んでいた。 「…婚約者様は今日も冷たい」 イレーナの婚約者、シグノア・ラーツ公爵。彼は学園でも『氷貴公子』の異名で名高い、誰に対しても冷たい人である。生徒会長を勤め、成績優秀、スポーツ万能、そして眉目秀麗。ファンクラブまであるという始末。イレーナにはもったいないぐらいの婚約者であった。 2人が婚約を結んだのは3年前。イレーナ15歳、シグノア18歳の時だ。ベルターニャ子爵には、特別富んだものもなく、至って普通の子爵。未だになぜ階級の低い自分を指名したのか分からないイレーナである。 「…シグノア様のお心が知りたいわ」 何気なく呟いたこの言葉、のちのち後悔するとは思いも知らず。 (ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッッッ!!!!今日のイレーナも可愛すぎる!!!!天使!?天使なのかいや天使か!!!!) (イレーナイレーナイレーナイレーナイレーナイレーナイレーナイレーナイレーナイレーナ…) (あー…早くイレーナと結婚したい…結婚したらピーしたりピーーーしたりピーーーーーーーしたりできるのに…) 「いや思ったよりうるせぇし変態だな!!!!!」 イレーナ・ベルターニャと、その婚約者シグノア・ラーツの、勘違いから始まった婚約生活、こじれまくった婚約者の暴走、なんやかんやあって結婚するまでの物語は始まるのでした。いや始まらないでくれ。切実に。

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エブリスタ
エブリスタ2024/07/21
  • 現在の作品氷貴公子と名高い婚約者様は、実は初恋拗らせ変態ヤンデレ男子でした。