あらすじ
今はもうない父親の実家を懐かしみながら一人で暮らす悠子(ゆうこ)は、ある日近所で古ぼけた神社を見つけた。そこには狐面を被った奇妙な男がいて……。
父親の死によって大切な家を何もできず手放すしかなかった悠子と、百五十年前の大火で居場所と大切な人を失った神使の狐。
かつて大切な場所があった町から離れたくないという狐の思いに共感した悠子は、当面の間だけ彼を自宅に置いて面倒をみるようになる。
お互いの境遇が似ていること以外には何もない二人は、一緒に過ごす時間の中で少しずつ距離を縮めていく。
この作品は作者個人サイトにて掲載していたものを再編成したものです。
初出:2017/11/11 完結:2018/03/03
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表紙素材:写真AC/gariya様