あらすじ
これは、“心”が力になって、“想い”がときに災いを生む、不思議な世界のお話です。
舞台は、古代の文明がすっかり失われてから、何百年も経った時代。
人々は鉄を打ち、陶を焼き、木や紙で家をつくって暮らしています。
そんななか、陶器のように美しくも壊れやすい街――**陶京(とうけい)**で、ひとりの男が静かに歩みを進めていきます。
彼はとても無口で、自分のことを多く語りません。
でもその足取りには、確かに「何かを信じている」強さがあって、
誰かの悲しみや怒り、そして希望に、ひとつずつ向き合っていきます。
癒しの薬屋や、知を求める学者、過去を抱えた旅人たち。
それぞれの“想い”が交差して、物語は少しずつ深く、熱を帯びていきます。
これは、「自分は何者なのか」「どう生きたいのか」を見つけていく旅。
かたちにとらわれない、“心”の物語が、ここから始まります。