あらすじ
世界は今、東西に分かれている。
歴史と秩序を重んじる「東方(オリエント)」と、自由と欲望が支配する「西方(オクシデント)」。
その中央にあるのは、禁忌の地《へそ》──
誰もが恐れる大厄災《アヴァリス》の眠る場所。
ある日、西方にて発見された一枚の金貨。
それは、伝説の黄金文明《エルドラド》の存在を示すものだった。
各国は色めき立ち、覇権を賭けた「金塊戦役(カタストロフ)」が幕を開ける。
密命を帯びた東方の青年、サシャ・アルバ。
冷酷非道にして、狡猾な微笑を浮かべるその刃は、秩序を乱し、真実を裂く。
裏切りと陰謀。
信念と恋情。
血と黄金のにおいが世界を包むとき、
少年は叫ぶ。
──「死にたいのか」
これは、“欺き”を信条に生きる者たちが、
命と真実を懸けて世界を変える物語。