あらすじ
あやかしと人間が共存しているこの世界。「夜蜘蛛」というあやかしで産まれた淳は、縁起の悪い象徴として世間から嫌われていた。夜蜘蛛としての血はほとんど流れておらず、唯一の肉親母親と淳には異能の力は無く、ほぼ人間と変わらない。身分が低いとされる夜蜘蛛のせいで、彼女は世間からの差別、そして母親からの理不尽な扱いを毎日受け、それでも懸命に生きていたある日。彼女は全身に病魔が蝕まれていることが発覚する。余命一ヶ月も無いと医師から宣告される状態の中、淳はこの世界の頂点に立つ「白鬼」のあやかし「泉澄」に出会い、求婚される。
──私には、貴方と過ごせる時間は残されておりません。どうか別の方を選び、お引き取りください。
あやかし頂点に君臨する泉澄と、余命幾ばくのない淳の、あやかし余命ストーリー。