あらすじ
ミロスラーヴァは、マルシェフ公爵家の嫡女・・つまりは、跡取り娘で次期マルシェフ公爵。
それなのに、綿菓子思考を繰り広げる婚約者ゲラーシー・ザラメンスキー伯爵子息は、婿入りする身でありながら、恋人であるアクリーナ・ボンダレンコ男爵令嬢を堂々と侍らせ『僕は、アクリーナと子づくりを頑張る、そして僕とアクリーナの間に生まれた子をマルシェフ公爵家の跡取りするのが、僕の役目だ』と、高らかに宣言し、同じように綿菓子思考を持つアクリーナも『あたしがー、マルシェフ公爵家の跡取り産んだげるねー』と言い、跡取りを産むのだから、自分が次期マルシェフ公爵夫人だと宣う。
そもそも、この婚約を結ぶことになったのは、ミロスラーヴァの曾祖母とゲラーシーの曽祖父が恋仲でありながら、結ばれることがなかったのを憂いて《神殿誓約》を交わしたことによる。
自分達が叶えられなかった想いを、子に託すも息子ばかりが生まれて叶わず、それなら、孫にひ孫にと連なった結果が、この婚約であるが、ミロスラーヴァも、その祖父母、両親も、まったく望んでなどいなかった。
綿菓子思考の曾祖母が残した負の遺産。
その解消の物語。
カクヨムにも、同時掲載します。