あらすじ
この世界では、魔法少女は国家により制度化された存在。
“願い”や“魔法”は審査され、契約され、管理されてはじめて“正しいもの”とされる。
でも――そんなのおかしくない?
金髪ポニーテールの中学生、星空りんは、魔法少女審査にわざと落ちた。
理由はただひとつ。「わたしの魔法は、わたしのためのもの」だから。
可愛さも、キラキラも、ぜんぶ自分の“好き”を貫くための演出。
炎もバリアもダンスも、世界を救うためじゃなく、“わたしが輝くため”に使う。
協会に属さない“未契約魔法少女”として、りんは街で違法扱いされながらも、
その自由な魔法は、誰かの心を動かし、やがて秩序の檻に閉じ込められた魔法少女たちをも変えていく。
感情を押し殺す優等生・雪音ゆき
正義に忠実な戦術魔法少女・風守いずみ
笑顔の仮面で限界寸前のアイドル・星海カナ
そして、“監視者”として現れた倫理局の少女・九条ミレイ
彼女たちとの出会いが、りんの魔法をただの自己満足では終わらせない。
たとえ“世界を救う使命”なんてなかったとしても。
りんは今日も言う。
「救う気なんて、さらっさら無いけど。……キラキラしてたら勝手に救われちゃっただけ、でしょ?」
あざとくて、可愛くて、自由で最強。
これは、“世界を救わない”魔法少女が、
自分のきらめきを武器に、“世界”を揺るがせていく物語。