あらすじ

姉の香りがまた変わった。新しい男だろう。  姉とは実家で一緒に暮らしてはいるものの、なるべく顔を合わせないようにしているので、こういう些細な変化に気が付いてしまうと、ああ……、と、もの悲しいような、悔しいような、微妙な気持ちになる。  姉がこんなふうに、男が変わるごとに違う匂いを漂わせるようになったのは、母親が死んでからだと思う。つまり、もう五年ほどがたつ。私が姉を避けるようになったのも、同じ時期からだ。

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エブリスタ2024/12/04
  • 現在の作品姉の香り