あらすじ
遥か昔、人々を恐れさせた竜王がいた。
しかし竜王は家臣に裏切られ追放される。
しかし今にも滅びそうな状態の自分を救ってくれたのは当時まだ無名だった一人の騎士であった。
のちに初代アルゼルグ公爵となるその男への深い恩義から竜は人の姿を取り「執事」として生きる道を選ぶ。
時は流れて数百年。
エルネストと名を変えた老竜はアルゼルグ家の若き令嬢・レティシアに仕えていた。
彼女にふりかかる陰謀、暗殺、政略結婚――
全てを裏で握り潰して今日も何気ない朝食を準備する。
「お嬢様、朝の紅茶には蜂蜜を。毒味は……すでに終わっておりますゆえ」
これは一つの恩に命を捧げた老竜と彼に守られる令嬢の物語。
誰よりもお節介で誰よりも優しい――世界最強の老執事が織りなす、忠義と再生のファンタジー。
30話で完結です。