あらすじ
玄奘三蔵法師が天竺取経に行った時に天竺の王様だったハルシャ・ヴァルダナの若き日の物語。
14歳のハルシャは、自己同一化の悩みを抱える、いわゆる中二病だった。
自分は第二王子なので王位を継ぐ予定は無いが、それでも帝王教育を受けなければならないことに疑問を感じていた。
そんなある日、謎の美少女と出会ってしまった。ハルシャの青春と運命も動き出した。
あなたが仏教を学ぶのならば、自分も一緒に講義を受けよう。
やがて運命が巡り、ハルシャが若くして王に即位することとなる。国を背負う重圧の中で、狡猾で強大な敵が出現する。
奈良薬師寺の仏足石に「商迦」と、その名を刻されているほどの、恐るべき仏教破壊王だ。
ハルシャは様々な苦難をいかにして乗り越え、天竺の王として成長して行けるのか。
7世紀前半、群雄割拠のインドでヴァルダナ朝を築き上げたハルシャ・ヴァルダナの青春と奮闘を描いた壮大な歴史小説。
誰も見たことの無い大河が、ここにある。
※以前に掲載していた版より、少し改稿してあります。
ミチル企画「中二病」お題にも参加して高評価いただきました。
【この作品のセールスポイント】
1:インドの歴史小説という、他に書く人がいない圧倒的独自性。
2:14歳のいわゆる中二病の少年が主人公で、その成長する姿に読者が共感しやすい。
3:あの玄奘三蔵法師が天竺で会った王様、を知ることにより、インドに関する解像度が高くなる。
4:主人公ハルシャに降りかかる激動の展開と、怒濤の伏線回収による爽快感で、物語としてハイレベルな面白さ。
5:ガチな歴史小説マニアもテンションがブチ上がる参考文献の多さ。そしてその資料という下地があってこその、テンプレ異世界ではなく古代インドという独特な世界観を堪能できる。
6:歴史小説に興味の無いいわゆる対象外読者であっても、読めば異口同音に面白いと言っていた事実。文章、キャラ、ストーリー、世界観、全てがハイレベル。
7:出版されれば間違い無く直木賞候補だな(受賞するとは言っていない)。