あらすじ

朝倉健一は、毎日夢を見ている。 夢の中で別の人間になれる。まるで、別人になりきって、生きているかのような夢だ。自分ではない自分になりたいなんて、よく聞く悩みの一つである。だけど、何者にでもなれるということは、まるで、自分を持っていなくて、何者にもなれない自分だって言われているみたいに感じる。それに、みんなの憧れの人間や、悩んでいなさそうな人間も思わず目を逸らしたくなるような暗い現実だって隠し持っている。わざわざ、暗くて、恐ろしい夢を見たい人間なんていない。そんな夢を見る夜が怖くて、膝を抱えて震えていた。 大丈夫、 俺は朝倉健一であって 〚私〛ではないから。 俺という人間はここにいるんだ。 この気持ちは、俺だけのものなのだから。 必ず日が昇り、朝はやってくる。太陽のような眩しくて温かい人が隣にいる。隣で一緒に朝を迎えよう。そうすれば、もう怖くない。 ちょっと不思議な日常を書いた物語。

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カクヨム
カクヨム2025/08/01
  • 現在の作品【BL】夢心地で昔の俺を見ないで、今の俺を見て欲しい!