あらすじ
人が獣から創られた世界。狼と狐を親に持つ空利は血統を重んじる月狐族の中で、さげすまれながらも日々剣術の修練に励んでいた。
空利の望みは、父の故郷であり神守りである白狼族に入ること。
春の朝、突っかかってきた月狐たちを返り討ちにした空利は、友達の葉月と都にある学舎に向かった。
その帰り、空利は今夜月狐族を抜けることを葉月に打ち明ける。しかし、葉月の涙を見て逃亡をためらってしまう。
そんな空利のもとに、逃亡を阻止しようと刺客が現れた。
空利は、葉月の助けにより刺客を討ち、近衛大将の目こぼしもあって、なんとか月狐領を出ることに成功する。
山の中をさまよい、ようやくたどり着いた白狼領。
空利はそこで、由良という名の少年に侵入者とみなされ、命を奪われそうになる。
――この出会いは空利だけでなく、世界の行く末をも左右するものだった。
強くて仲間思いな白狼に、憧れを抱く混血の少年空利。
彼を取り巻く宿命と友情の物語が始まる。
毎日更新予定です。
手もとでは完結済み。
※真神(まがみ):オオカミの古名。(『デジタル大辞泉』より)
【イラスト】
キツネの霊獣ココ丸
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