あらすじ
世界がまだ「日常」の仮面をかぶっていた頃――
高校生の**蓮(れん)**は、他人との距離を取りながら静かに暮らしていた。彼には、人には言えない“奇妙な夢”があった。
登場人物
◉蓮(れん)
• 高校2年生(17歳)
• 無口で人付き合いが苦手、常に何かに苛立っているような目
• 運動神経は抜群。特に剣道では全国級の実力を持つ
• 前世でサムライだった記憶を“夢”のように見ている
• 不思議とゾンビに噛まれても感染しない耐性を持つ(理由は物語の鍵)
• ゾンビが近づくと耳鳴りや吐き気がする体質
⸻
クロガネ
「剣の隣に、いつもこの牙があった。忘れたか、人の子よ」
• 名前:クロガネ(現代での仮名)
• 種類:黒毛の大型犬(元・魔獣)
• 性別:オス
• 体長:約1.5m 肩高:約80cm
• 瞳:琥珀色(夜は赤く光ることも)
💬正体
• 前世で蓮と共に戦った“黒き牙”と呼ばれた魔獣
• 人間の言葉を理解し、テレパシーのように意思疎通が可能
• ゾンビの気配を感知でき、蓮と連携して戦う最強の相棒
• 雨の中で命を落とした過去があり、雨を嫌う
• ときに人間より冷静で知的、ときに犬らしい表情を見せる
戦場。
血と炎。
そして、黒い巨犬と共に屍を斬り伏せる記憶――。
そんなある日、校舎裏で出会ったのは、ボロボロの黒犬。
人を警戒するはずのその犬は、蓮の前にだけ牙を引っ込め、目を見つめた。
「……やっと会えたな。我が主よ」
黒犬は、かつて蓮と共に戦った伝説の魔獣――クロガネだった。
この再会を機に、町で人が狂い始める。
感染、変異、そして“ゾンビ”の出現。
忘れ去られた戦いが、再び始まろうとしていた――。
今度は「高校生」と「犬」として。