あらすじ

花嫁なんて、なるつもりなかったんです。 誰かと争うのも、目立つのも苦手で、ただ静かに、穏やかに暮らしていければそれでよかった。 なのにある日突然、王子の“花嫁選抜戦”に巻き込まれてしまって―― しかも棄権すら許されないなんて、そんな話あります? 他の令嬢たちが着飾って競い合う中で、私に与えられたのは「見る」役目。 晩餐会の裏で交わされる視線、仕組まれた謎めいた事件、王宮での三日間の生活体験―― ただ見て、記録して、気づくこと。 それが、なぜか王子の“特別な任務”だったのです。 目の前で起こる出来事に、戸惑いながらも向き合っていくうちに、 私は少しずつ、知ってしまう。 この国にとって本当に必要なもの、 そして、王子が“花嫁選抜戦”に込めた、誰にも言えない本当の想い。 「これは選抜戦なんかじゃない。きみと……未来を見るための時間だ」 見るだけだったはずの私の立場が、いつしか変わっていく。 誰かの妃になるなんて、想像もしていなかったのに。 けれどそれでも――この想いを、まっすぐに受け止めたいと思った。 これは、“棄権したい令嬢”と“真っすぐすぎる王子”が選び取った、 少し不器用で、でも確かな、未来へ続く恋の物語。。

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カクヨム
カクヨム2025/08/02
  • 現在の作品王子の花嫁選抜戦、私は棄権しますと言ったのに