あらすじ

ああ、まただ。 マンションの上の階から、女性の声が聞こえてくる。 言葉にならない、悲鳴にも似た歓喜の声。 やけに生々しく、息遣いまで分かるほど上の住民は声が大きい。 窓を開け放っているんだろう。 男の声は聞こえないけれど、きっと動画の音声などの類ではない。 肉と肉のぶつかり合うような音まで聞こえるから、“ちゃんと“ しているのは間違いない。 知らない人の声だったけれど、勝手に想像を膨らませるこの脳内には、今まさに行なわれている大人の情事の光景が映し出された。 ああ、いいなぁ…。 愛されている、そんな声だ。 他者の行為と、自分の好意。 他者の好意と、自分の行為。 無償の愛と、無慈悲な性交。 身体だけではなく、心から満たされる。 そんな風に交われる時はくるのだろうか? ───※※※※※─── 他の作品より、1ページあたりの 文字数を減らしました。 この方が読みやすいのかな?

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エブリスタ
エブリスタ2025/01/04
  • 現在の作品静かな夜の声