あらすじ
夏休み、地元に帰省した大学生の志貴悠馬と幼馴染の3人は、実家の裏山に眠っていた“未盗掘の古墳”を興味本位で発掘する。
副葬品、石棺、そして、腐敗していない遺体。
見なかったことにして埋め戻した3人は、その直後から高熱に倒れ、7日後──奇妙な力に目覚めていた。
・志貴悠馬:心の声が聞こえる
・橘アヤノ:人の“病”が色で視える
・戸塚晴人:筋肉の動きが色で見え、“一瞬先”が読める
・内海祐太:感情を“匂い”で感じ取る
最初は戸惑いながらも、彼らはこの力を“ちょっと便利な特技”として日常に活かし始める。
しかしその力が、信頼、友情、恋愛、そして人間関係そのものの形を歪めていくと気づくまで、そう長くはかからなかった──
“これは本当に進化なのか? それとも、掘り起こしてはならない何かだったのか?”
日常のほんの綻びから始まった異能は、やがて彼らの心を削り取っていく。
静かに、確実に。