あらすじ
ある二人の魔法使いが『誰でも簡単に』魔法を使えなくして千年。
この大陸では魔法を使う際、小説では当たり前の『描写』を用いて最低でも五百文字以上を何かに書き出さなければ、魔法は発動しない。つまり、魔法でりんごを生み出すには『りんご』とは書けないわけだ。
だがそれは……『最低限の五百文字』を越えれば、誰でも魔法が使えることの裏返しでもあった。
そして、僕の通う学校はその二倍……千文字で魔法を発動させることを教える変わった学び舎。今日もランキング上位を目指し、仲間たちと千文字を綴る。
――それを僕らは『千文字戦線』と呼ぶ。