あらすじ
零化士――それは、聖霊竜皇の加護をその身に宿し、あらゆる世界を修復する者。
聖夜。実家の弁当屋で一人寂しく過ごす予定だった三枝光芭(ミツバ)は、お腹を空かせた少女と出会う。それがまるで運命の出会いかのように舞い上がるミツバであったが、サンタクロースから贈られたのは「人生の終止符」だった。
しかし、冥界の管理人との賭けに勝利し、来世は勇者に転生してイージーモードな生活を送ることが確定した!
……はずだったのに、目を覚ますと――なんと鶏になっていた!?
転生先で目覚めたミツバが手に入れたのは【家畜スキル】という不名誉な能力。しかし、どうやら転生者であるミツバのスキルは異質なものになっているようで……。
しかも転生初日から、とある学院で出会った生意気な年下女子――ルミナ・レムロードの下僕(ペット)に就任し、半強制的に冒険に巻き込まれることに。
彼女は【零化士】という「ゲームの舞台となる世界を初期化する」職業を目指しているが、実技が大の苦手。回復薬を作るはずが毒薬が完成してしまったり、割れた壺を修復するはずが謎のアイテムが生まれたり……。
ミツバは、じゃじゃ馬で不器用なご主人様の代わりに毒の沼を作ったり、調合したアイテムを宝箱に戻したり、致命傷を受けた魔王を助けたり。ついでに盗賊や「魔獣蟲(バグ)」という謎の存在との戦いに挑むことになる。
そして、彼らの前に立ちはだかるのは、世界の歪みを司る者たち。果たして、ミツバは無事に生き延び、数多の世界を初期化することができるのか――。
卵を産んで世界を無双し、称号を集めて最強へと進化する、痛快ファンタジーが今、幕を開ける!