あらすじ
ある時、ある男が死んだ。別に世界の損失とか、有名人だったというわけではない。普通の、中年サラリーマンだった。その死が周囲に与えた影響は、「家族とその親戚だけの、小さめの葬式が行われた。」位だろう。
おっと、まあ、それは良いとして、だ。大事なのは、その男の死んでからの話だ。彼は自分が死んだことを自覚した。思い出した。思い出してしまったのだ。新たな人生の生後一か月の時に。その死への恐怖に、ただの赤子が耐えられるはずもなく、恐怖に呑まれ…発狂した。そしてそのまま成長していく。コワレタ大人へと…