あらすじ
幼き頃、領都から辺境に引っ越してきた少年アルフレトは屋敷を与えられた母と少数の使用人と共に暮らしていた。
辺境には子供も少なく、唯一の同世代は巫女見習いのキアザで、二人は野山を駆け巡り仲を深めていく。
五年が経ち、領都へと呼び戻されることになった十二歳のアルフレトは、別れの前キアザに誘われ、ずっと見てみたかった聖地に足を踏み入れた。
二人はこの場所で、十年後の再会を約束した。
そこは二人にとって“約束の場所”となって心に刻まれる。
それから十年後、紆余曲折あって公爵家を継いだアルフレト。
逆に、隣国の侵略によって命を落としたであろうキアザ。
アルフレトは十年後の約束を果たしたいが為に、隣国の手に落ちた彼の地を取り戻すために立ち上がった。
ところが、その行動はまんまと隣国に利用され、アルフレトは窮地に陥った。
敗走の中、身を隠すために目指したのは、あの約束の場所。
ついに迎えた十年後、約束の時……そこで奇跡は起こった。