あらすじ
本作品は恋愛ファンタジーですが、キスシーンさえありません!
ルリとイカルが恋仲になるまでのお話です。
以下、あらすじです。
本格的な冬が到来する前に、離宮に移動するよう、王妃たちに王命が下った。
第三王妃の侍女頭であるルリにとっては、はじめての離宮への移動になるので、段取りが判らない。
段取りを確認する途中で王都守護庁の長官代理であるイカルと出会う。
イカルは準王族の大貴族。片や、ルリは第三王妃付きの侍女頭。
身分違いで、恋の芽生えようはずもない。
ただ、とにかく格好の良いイカルは、侍女たちからモテモテである。
このときルリは、忙しくて恋愛どころではない。
イカルは第一王妃から順番に王妃の御殿を訪ね、段取りを取りつけていく。
その際、イカルは第二王妃の妊娠疑惑を耳にする。
第二王妃が妊娠しており、第一王妃とその子が死ぬことがあれば、自分の子が次代の王になる。
離宮への道中で第一王妃と子の暗殺を企てているのではないか、とイカルは疑う。
第三王妃のところでは、王妃がイカルにルリと付き合うように画策しているが、イカルは興味を示さない。
離宮への移動の説明会にルリも出席する。
その席で、ルリは第三王妃は騎馬で移動すると主張する。
王都守護庁は、治安部隊との仕合で勝ったら、騎馬での移動を認めると賭けた。
仕合の様子を聞いたイカルは、ルリに興味を持ち始める。
イカルとルリは再び後宮でばったりと出会う。
最初は和やかに会話していた二人だが、イカルがうぬぼれているような態度を見せたので、ルリが激怒する。
ルリは、治安機関の実質トップであるイカルを罵倒したので、死刑になると思い込むが、逆にイカルに感謝されていた。
離宮への移動が始まる。
道中では、匪賊の砦の傍を通過する。
第三王妃の隊は、移動の道中で野盗に襲われている隊商を助ける。
捕らえた野盗が真に狙っていたのは王妃の隊列だったと白状する。
第一王妃が襲われていると察知したルリは単独で救出に向かう。
そのころ、野盗たちと戦っていたイカルは、第一王妃と王女を先に逃がすが姿を見失ってしまう。
ようやく王女だけを救出できたが、第一王妃の命はあきらめていた。
一方、ルリのほうは、第一王妃と合流し、王妃の身代わりとなって野盗と戦う。
しかし、やがて矢が尽きて――。