あらすじ
「ロスト・アドミニストレータ」通称「ロスアド」
天使の力を宿す攻略対象たちと共に邪悪な魂を断罪し美しい世界を守るために奮闘する恋愛シュミレーションゲーム。
宮間佑香はこのロスアドの大ファンだった。推しは王道ルートであるクリストファー。〝敬虔〟の加護を受ける彼は全ての聖騎士の理想である。
キャラクター紹介にはそう書かれているが実際のところ彼のルートの難易度は非常に高いのだ。
最大の障壁はクリストファーが〝先生〟と慕う魔法使いの正体である。
作品の王子様のルートが最高難易度に設定されていることに加えて、メインキャラを喰ってしまいかねない魔法使いの真の姿に夢中になる少女は多かった。
そんな少女の一人だったというのをただの村娘・ヘレナは思い出した。
「まだ本編は始まってない、なら今から動けばハッピーエンドのお手伝いが出来る!」
「何よりクリス様の事を私が守れるんだ!」
そう意気込んでヘレナは魔法使いの森へと足を踏み入れた。
それがどんなバグ(呪い)になるかも知らないままに。