あらすじ
どうやら婚約者の第3王子が、隣国の姫君と手を組み、王国を乗っ取るクーデターを企んでいるらしい。
しかも私を、都合のいい駒として利用するつもりだったようで──。
「いいか、リディア。お前は俺の忠実な駒だ。
お前の魔法も、美貌も、立場も、すべて俺のために使え。
そうすれば婚約者として、可愛がってやる」
そう言って、彼は私に洗脳魔法をかけた。
でも残念だったわね。そんな陳腐な魔法、私には効かないの。
だから私は、にこりと笑って頷いてあげた。
「はい。アレク殿下。あなたのためなら、何でもします」
ってね。
──その代わり、あなたの計画は一番大事な瞬間に、全部ぶち壊して差し上げます。
これは、“嫌われ者の悪役令嬢”が陰から王国を守る物語──。