あらすじ
――これは、“心を殺された少女”が、世界を壊し、愛を知る物語。
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感情がエネルギーになる世界――。
怒り・悲しみ・憎しみ・愛――その“心の熱”を力に変え、人々は武器として育てられる。
感情が強ければ強いほど、戦場では生き延びられる。
だから、政府は言った。
「愛するな」
「心を捨てろ」
「感情は兵器の燃料でしかない」と。
そんな狂った世界の中で、
生まれつき**感情を持たない少女・宵野 煙(よいの・けむり)**は、“理想の兵器”として育てられてきた。
心がない。涙を知らない。
そして、それが“正しい”と信じていた。
だが、ある日。
彼女の前に立ちはだかったのは――
かつて唯一、彼女の心に“夕焼け”を灯した少年。
矢代 柊(やしろ・しゅう)――政府に仕える最強の感情兵。
かつての幼馴染であり、
今は“敵”として彼女を葬る者。
そして柊は、戦場で語る。
> 「お前の心は、本当は最初から……俺たちが“奪った”んだ」
その瞬間、
少女の中に眠っていた“怒り”と“悲しみ”と“愛”が、爆発する。
感情が暴れ、力が暴走し、
彼女は“兵器”ではなく――人間として目覚める。
だがその覚醒は、
政府の陰謀を暴き、世界の均衡を壊す引き金となった。
心を取り戻した少女に、国家は次々と刺客を放ち、世界は、戦火に包まれていく。
敵は、かつての仲間。
裏切り、嘘、失われた記憶。
そして、命を懸けて向き合うたった一つの“愛”。
> これは、
“心を取り戻す”までの、
燃えて、焦げて、灰になって、
それでも抱きしめたくなる、
――愛の物語。