あらすじ
中世ヨーロッパ風の魔法王国「ルミナリア王国」。
外面こそ華やかながらも、貴族の腐敗と戦乱の兆しが国の奥底に燻っていた。
神々と竜がかつて人と共に歩んだ時代は、もはや伝説。
だが、ある者たちにだけ、その真実は静かに受け継がれていた──
16歳の平民の少女、リシェル・エステリナ。
王立魔法学園で差別を受けながらも、持ち前の明るさで日々を乗り越えていた彼女は、
ある日、突然暴走した魔法によって、自身がただの平民ではないことを知らされる。
その魔法は、かつて「光の神の加護」を受けた古の一族のみが持つはずの力だった。
その瞬間、彼女を見つめていたのは──
王国第一王子にして“竜の契約者”の血を継ぐ青年、レオニス・ヴァルター。
冷静沈着な彼の眼差しには、誰にも語られぬ記憶と誓いが秘められていた。
実は彼は、前世のリシェルが命を落とした瞬間を見届けた唯一の存在だったのだ。
忘れられた契約、隠された運命、滅びの神に抗う力。
前世で果たされなかった誓いが、いまふたたび交差する。
これは、“光の一族”と“竜の契約者”が再び出会い、
王国の未来を紡ぎ直すための物語──