あらすじ
長きに渡ってユーラシアの西で続く戦闘。その地に傭兵として訪れた二人の若者が、若くて勇ましい、とある少女と出会う。緋色の目に長い黒髪、砂漠地帯で日焼けした肌。仲間の兵と交わることも無く、いつも夕方になると、一人夕日を見つめて涙を流していた。誰もがその様子を気に掛けながらも、あまりの光景に、誰も声を掛けることが無かった。彼女は隊と少し距離を保ちながら、後方支援の狙撃手として、常に隊を助けていた。やがて紛争も落ち着いていき、隊は穏やかな街外れで野営をすることになった。平和が故に、隊の士気は次第に下がっていったが、彼女の眼光はいつものままだった。そして、穏やかな状況にあっても、夕方になると一人丘の上で涙を流すのだった。そんな彼女に惹かれた若者達だったが、その内の一人が、どうしても涙の理由を知りたくなり、周囲の忠告を聞かず、意を決して彼女に直接確かめに行った。すると・・・。