あらすじ

少女は、水穂国(みずほのくに)の曲島(まがりのしま)という神域にひとりきりで暮らしていた。 彼女は、その身に荒ぶる神を宿す生ける依り代「鎮めの巫女」。来る日も来る日も、孤独の中で神に祈りを捧げてきた。 だが少女はあるとき、神を祀り護る一族「神護り(かみもり)」から、巫女の務めを終えても島から出られないことを知らされる。 それは、終身刑も同然の無慈悲な宣告だった。 「わたしは、お前たちの犠牲にはならん!」 少女は曲島から決死の逃亡を果たした先で、由良(ゆら)と名乗る涼しげな目の青年と出会う。 由良から「ハル」という名を与えられた少女は、彼と共に危うい旅を始めることを決意するが――。 ハルを守る由良の真の目的とは。 鎮めの巫女の役割とは。 ――そしてハルは、己の運命をその手に取り戻せるのか。

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カクヨム
カクヨム2025/08/05
  • 現在の作品水穂国事変 神依る巫女は春を夢見る