あらすじ
双子の姉と自分の夫が不義密通をしていることを知ったその日に、国の統治者である父が崩御したことを知らされた春露。その流れで、夫が自分と離縁し、次代の統治者となる姉の正室になると宣言された上に、自分の再婚相手の名前を告げられる。
雪月院公爵・花霞。
それは、在りし日に春露が憧れていた父の側室が、入内する前に孕み、そして生んだ息子の名前だが、彼女が父の寵妃であった為に、春露の母は嫉妬から過剰なまでに花霞の母を虐げ、最終的には父の命で処刑されている。
母を奪い、母を虐げ、母を殺した者達の娘である春露。その結婚生活はきっと幸せにはなれないはず。
とか、思っていたが……?
絵の趣味がある春露と、物書く趣味がある花霞。
なんやかんやで馬が合い、二人+花霞の従者で、同人誌を作っていく(話になったらいいなー)。
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雪月院春露(せつげついん はるつゆ) 17
先代の冬雨天子第四神子。花霞との婚姻により臣籍降下となり、公爵夫人になる。父方の祖母の血が濃いようで、『過去視』の異能を持つ。絵を描くのが好き。
雪月院花霞(せつげついん はながすみ) 19
先々代秋風天子第二神子の子にして、第二代雪月院公爵。春露とは従兄妹の関係にある。伯父である先代天子に母が見初められた為に、生後すぐに引き離され、写真でしかその顔を知らない。趣味で小説を書き、仕事の合間にネットに上げている。
赤朽葉紅白(あかくちば こうはく) 23
花霞の従者。花霞の母と紅白の母が姉妹であり、従兄弟である。人目がある時は猫を被るが、夫妻と三人だけになるとめっちゃ砕けた話し方になる。従弟可愛い。嫁さんと仲良くな!
赤朽葉紅雪(あかくちば こうせつ) 19
紅白の妹で花霞の従姉。春露の侍女として彼女に仕える。顔は花霞の母・桜子に瓜二つ。極力外出は禁じられ、それでも外出しなければいけない時は醜女メイクをしている。身内が一丸となってその存在を隠した為、先代天子・冬雨には見つからなかった。
今上天子・春霧(はるぎり) 17
先代冬雨天子の後継者。父の傲慢さと母の苛烈さを受け継ぎし娘。妹のものはわたくしのもの。虐げられればいいのにと、花霞に嫁がせる。
天子婿・子壱陸地(ねいち りくじ) 17
子壱本家の末息子。春露の婿に選ばれるも夫としての責務を果たすことはなく、(春露への嫌がらせで)粉を掛けてきた春霧と褥を何度も共にし、代替わりの際に春霧の正室に迎えられるが、春露がいなくなった後は褥を共にしていない。
天子母・花紫美雪(はなむらさき みゆき) 42
苛烈な美魔女。冬雨天子冬女御だった。せっかく先代天子の正室を毒殺したのに、側室のまま死なれ、腸煮えくり返る想いだが、母想いの春霧が『天子母』の位にしてくれた上に、あまり可愛くない春露の再婚が苦労しそうなことに、少しだけ怒りを鎮めている。