あらすじ
文字は嘘をつかない。だけど、人は嘘をつく。
後宮で筆跡鑑定を専門とする書簡の検閲官・深玉は、書かれた文字から人の性格までも読み解く変わり者。
ある日、深玉は自死した寵妃の遺書を巡る調査の中で、口のうまい外廷官吏・夏丞と出会う。
過去のある出来事をきっかけに偽りと人を嫌う深玉と、謎多き男、夏丞。最悪な出会い方を果たしたふたりは、遺書に残された違和感をきっかけに、後宮に渦巻く不穏な事件をともに追うことに。
噛み合わないふたりが読み解く、後宮の陰謀と過去のしがらみ。
これは、他人を信じない者同士が、本当の信頼を見つけるまでの物語。