あらすじ
ある案件が、静かな夜を破った。
立場も得意分野もバラバラの“少数精鋭”が集まる――冤罪救済チーム《トゥルース・コード》。
元検事の弁護士は法廷で道をこじ開け、理詰めの鑑定士が見落としを拾い上げる。無口なデータ解析者は沈黙する記録から声を掬い、現場叩き上げの調査員は足でしか掴めない断片を持ち帰る。
そして、真実を語らせるために“心の盲点”を突くのは心理学者。
目的はただ一つ。「整いすぎた正義」の外側に置き去りにされたほんとうを、チームの連携で法廷まで運ぶこと。
これは、証拠に“人の影”が差す物語。
ひとつの嘘は、ひとりでは剥がせない。
連携が決まった瞬間、真実は姿を現す――。
※オムニバス形式・10章前後の読み切り構成。気軽に読めて、読み応えはしっかり。
「深夜のミステリードラマのように楽しめる構成」です。
【登場人物プロフィール】
■御堂 慎一(みどう しんいち)37歳
元特捜検事。冤罪救済NPO「トゥルース・コード」代表。理知的かつ情熱的。
■槇村 聡(まきむら さとし)34歳
科学鑑定担当。元科警研所属。観察力に優れる。微物やDNAに強い。
■夜野 凛(やの りん)28歳
サイバー解析担当。元ホワイトハッカー。情報分析・監視映像復元・OSINTに長ける。
■秋津 修平(あきつ しゅうへい)45歳
元警視庁刑事。聞き込み・現場感覚・警察手続きの裏まで知る叩き上げ。
■香坂 怜(こうさか れい)32歳
心理学者。大学准教授。記憶・供述分析・心理誘導に優れる。メディアにも登場する知性派。
■高城 陽菜(たかしろ ひな)24歳
新人アシスタント。司法浪人中。明るく感情豊か。