あらすじ

時は流れ、かつて蛇神と人が紡いだ愛の記憶も、風の中に薄れていく。

かつて蛇の神霊のー柱であった瑪瑙は、己が信じた仲間のために、慕っていた「主」柘榴に背き、戦って命を落としかけた。
大神に助けられた後、神社の一角で静かに暮らしていた。

唯一、瑪瑙には遥か昔から興味を持っていたものがある。
それは音を奏でることーー。
夜には人に顕現し、ギターや琵琶を手に人々へ自分の音を届けていた。

突然、己の香りが目覚めた時、瑪瑙の中で何かが変化していく。
それは同時に、一人の番である紬をも引き合わせる。

紬は幼い頃、祖父からお伽噺のような蛇の話を聞かされていたーー。
ライブ会場にて瑪瑙を見た瞬間から、不思議な香りに惹かれていく紬、同時に彼から浮かぶ赤い蛇の影を見つける。

時を同じくして、過去の黒い影も目覚め、次第に二人に忍び寄りーー?

「番を得る」ということーーそれがこんなに苦しいものだとは思わなかった……。

番を乞い願い、苦悩するアーティスト青年蛇神と、霊感を持つ穏やかOLの音で繋がる現代和風ファンタジー。
*人外(蛇)×人間の異種間物語ーー「蛇の香は藤」に次ぐ外伝。もう一つの愛の物語。

年齢制限あるものはタイトル前に※がついております。
他サイトでも同作品を掲載中。表紙&一部の話の挿絵に生成AI画像(★印表示)を使用しています。

25.7.7 番外編「七夕-天の川への願い」更新。
25.8.5 二章 伍話 更新

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アルファポリス
アルファポリス2025/06/03
  • 現在の作品緋色の蛇は宵に咲く