あらすじ
葵と龍樹は、静かな日常を共に過ごす恋人同士。
幸せな同棲生活の中で、二人の絆は深まるばかりだった。
しかし、ある日訪れたデートの帰り道、葵は突然の事故に遭い、重い記憶喪失となってしまう。
龍樹との思い出はすべて消え失せ、どんなに龍樹が懸命に思い出させようとしても、葵の心は遠く閉ざされたままだった。
医師からは、記憶が戻らない可能性が高いと告げられ、龍樹は絶望の淵に立たされる。
孤独と悲しみの中で、龍樹は愛する人を取り戻せない現実に耐えられず、ある決断を下す。
そして、残された葵は、龍樹の最後の手紙を読み、失った記憶とともに溢れ出す後悔と自責の念に苛まれていく――。