あらすじ
剣聖——。
それは名だたる剣士の中で最も実力のある者が持つ称号。
そして、歴代の剣聖の中でも〝滅竜剣アルカリオン〟と呼ばれる聖剣の担い手は僅か三人。
世界中に災厄を振り撒く暗黒龍を打ち滅ぼした初代剣聖。
魔王討伐の偉業をもって終結させた十代目剣聖。
そして現代、青年ユウリが再び聖剣の担い手として〝聖剣〟に選ばれる。
彼が〝選定の儀〟で、誰よりもあっさりと聖剣を掴み取ってしまったことから、すべては始まった。
聖剣を握り締め、尚も無傷の彼はソッと剣を台座に戻して迷わず告げる。
「……剣聖の肩書も、聖剣の担い手も、辞退していいですか?」
誰もが耳を疑うその問いかけに誰もが言葉を失う。
そして何故なのか、との問いに彼はサラリと答える。
「俺は魔術師になりたいから」
魔力を使えず、しかし剣で魔術のような力を振るう異才の剣士。
これは、“なれない”からではなく、“なりたい”を貫く――。
魔術師を志す次期剣聖の、信念の物語。
※画像は生成AIを活用させて作らせて頂きました※