あらすじ
「呪われた力」を持つと断罪され、公爵令嬢ルシアーナは王国から追放された。彼女の支援魔法【サンクチュアリ・フィールド】は、他者の負の感情や痛みを魂に吸収し、精神を蝕む「呪い」であることを自覚。力を使うことを深く恐れ、人間不信の極致に陥り、孤独に日雇いで生きる。
そんな時、チンピラに絡まれた窮地を、パーティー『赤錆の剣』のリーダー、カインに救われる。彼はルシアーナの力の「本質」と「苦痛」を見抜くが、彼女は利用されることを恐れ激しく拒絶。しかし、街が魔物に襲われ仲間が窮地に陥ると、ルシアーナは代償を覚悟で力を使う。仲間の「死の恐怖」や「過去のトラウマ」を追体験し倒れるも、カインの「一人で抱え込む必要はない」という言葉に、凍てついた心が解け始める。こうして彼女は『赤錆の剣』に「お試し」加入し、絶望の底にようやく光が差し込み始める。