あらすじ

それは、夏の盛りを迎えた大阪・西成での出来事だった。 小便と汗が混じりあった路地裏の匂いのなか、義手の男が少女の糞便を美術品のように見つめていた。 「……君の“本質”はここにある」 深山惇は、便器の底に沈むそれを銀製のスプーンで掬いあげながら、至福のように目を細める。 その背後に、凛子が裸で立っていた。眼だけが潤んでいる。 「先生……わたしの中、また……見て……」 それは愛か、狂気か。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/08/02
  • 現在の作品君の本質