あらすじ
「この学校で起きた“いじめ”事件の加害者は、彼女じゃない。だけど、僕は明日、彼女を告発する予定です」
僕、針生光は《真実を操作する》異能を持つ高校生探偵。
僕は嘘を暴かない。嘘に嘘を重ね、誰もが納得する“僕だけの真実”へと塗り替える。
警察も裁判も必要ない。必要なのは、事件の関係者全員の「証言」だけ。
今回の事件は、校舎から飛び降りて自殺を図った少女。
彼女は皆の嘘を一身に集めた“被害者”なのか?
それとも、歪んだ真実を振りかざす“加害者”なのか?
嘘をつかない犯人、嘘をつきすぎる証人。
真実の境界線が曖昧になる不可解な事件に、僕がたどり着く"任意の結論"とは――。
これは、僕が君を告発するまでの報告書。
「僕が暴くのは“真実”じゃない。“それを語るあなた”だ」
論理と虚構の狭間で繰り広げられる、異能探偵の歪な論証青春劇、開幕。