あらすじ

「恋の芽」がわかってしまう——それが私の、厄介な力だ。 誰かが私に好意を持ちはじめた“その瞬間”を、私は感じてしまう。 だから咲く前に、その恋を摘んでしまう。 ……私の中に芽生えそうな気持ちと一緒に。 週末だけ、私は雑居ビルの一室で占い師になる。 看板もWebサイトもない。料金も、かなり高額。 なのに、なぜか予約は途切れない。 「当たるらしい」と、口コミだけが一人歩きしているらしい。 ある日、ひとりの男性が訪れた。 タロットは、彼の隣に私を示していた。 でも彼には、別の誰かを想う気持ちがあった。 私は、その恋を応援することにした。 ——これは、彼の中に芽生えかけた“私への恋”を、 気づいて、見守って、そして静かに摘みつづけた私の物語。

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小説を読もう2025/08/03
  • 現在の作品恋の芽が見えてしまう占い師は、好きになられるたびそれを摘んでしまう