あらすじ

小説家として筆を折ってから数年――。 未完の原稿、一つの箱が、止まった時間をそっとほどいていく。 引越しの荷物のなかから見つけた、古びた段ボール箱。 そこには「落款の海」と記されていた。 かつての担当編集者・水原の筆跡。 箱の中には、未完のまま託していた原稿と、小さなメモが入っていた。 ──『もう一度、白紙から。』 筆を折った理由も、筆を取らなかった年月も、全てが静かに解けていく。 それは“物語を解く”のではなく、“物語から解かれる”物語。 未完成だったはずの物語が、もう一度始まる。

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エブリスタ
エブリスタ2025/08/06
  • 現在の作品落款の海