あらすじ
入学式の朝、愛犬ペックと散歩に出かけた有馬晴樹は、夢中で遊んでいるうちに近所の神社へボールを投げ入れてしまう。鳥居をくぐり探しに行った先で、不気味な声が木々の間を彷徨う。慌ててボールを拾い、外へ飛び出すと──そこには見知らぬ草原が広がっていた。
犬のペックと共に異世界へ転移してしまった晴樹。混乱の中、たまたま出会った先代の騎士団長に保護されるが、見知らぬ少年と魔力を帯びた犬はこの世界でも危険視され、騎士団は「監視のため」に晴樹を手元に置くことを決める。帰る術を探しながら、それでも目の前の人々を守りたいという思いが、彼に剣を取らせた。
なぜ自分はこの世界へ飛ばされたのか。その答えを探すために。
晴樹は今日も剣を握りしめ、前へ進む。