あらすじ
三年前、世界中に突如として「ダンジョン」が出現した。
その内部には魔物が巣食い、放置すれば現実世界にまで災厄が溢れ出す。だが同時に、ダンジョンから採れる「魔石」は強大かつクリーンなエネルギー資源として注目を集め、国家も企業もその攻略に躍起になった。
人類はダンジョン攻略専門の職業「冒険者」を制度化し、ダンジョンと共に生きる時代を迎えていた。
そして、もう一つ。
ダンジョンの中は“すべて”が配信されている。
冒険者たちの行動は、情報収集と人間同士の衝突の抑止を目的として、国家機関や企業によって監視・記録され、やがてそれが一般化。
今では人気冒険者は“配信スター”となり、スリルとスキャンダルに満ちたリアルタイムバトルは人々の娯楽と化した。
そんな中、株で小金を得た青年――**締道 極(しめみち きわむ)は、郊外の安い中古一軒家を手に入れる。
しかしその地下にあったのは、国にも登録されていない「縛り付きダンジョン」**だった。
ソロ縛り、装備禁止縛り……
各階層ごとに異なる“縛りルール”を課される異常な構造のダンジョン。だが、その縛りを乗り越えてクリアするたび、彼の肉体と精神には「スキル」という名の力が宿っていく。
そしてその力は、彼の自信を少しずつ取り戻させる。かつての仲間に並び立つ自信を。誰よりも輝けるような若さを。
「このヒリつき、たまんねぇ〜^^」
過酷な制限こそ至高。己を縛り、進化する快感に酔いしれた締道極のダンジョンライフが、いま幕を開ける――!