あらすじ

虫の中には、異界から漏れ出た、虫に似て非なる存在が紛れ込んでいる。  江戸のとある村。田畑を荒らす虫を追い払う虫送りの行事に、一人の女性が笛を携えて現れる。  名をお時。虫送り師──音によって虫を導く者。  だがその笛の音には、誰も知らない役割があった。  笛は、異なる世界と繋がっている裂け目を閉じる重要な鍵。  音が尽きれば、裂け目は拡がり、世界がほつれてゆく。  笛の音が響くとき、風が変わり、異界と通じる裂け目は静かに閉じられる──。

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カクヨム
カクヨム2025/08/05
  • 現在の作品異界と繋がる裂け目を閉じる者。彼女は、江戸の虫送り師