あらすじ
*あかのとばりとやくそくのつづき*
あの時ああしていれば、この時もしもこうだったら……。
きっと誰もがあの頃の後悔や叶わぬ願いを抱えて生きている。
36歳、無職。十数年ぶりに故郷に戻ってきた中山シンペイは漫然と日々を過ごしていた。
そんなある日、高校生以来に踏み込んだ道で迷い立ち寄った空き地で楓の木と祠を見つける。
色づきかけた楓の葉を眺めていると包み込まれる感覚に襲われ、シンペイはそのまま二十年前の高校生に。
亡き母との再会で蘇る後悔、行方不明となった幼馴染・平野アサミとの邂逅で揺れる心、かつての個性的な仲間達に囲まれながら再認識する絆。
そして楓の木と祠の謎や逆行の理由とは……シンペイの内省の旅が始まる。