あらすじ
秋葉原のコンカフェ「†ダーク・キャッスル†」は、かつては賑わったものの、今は廃業寸前。元バイトリーダーの星崎千尋は、夜逃げした元店長の借金と責任を押し付けられ、家賃滞納で差し押さえの危機に瀕していた。就職先もなく、この店以外に働く場所がない千尋は、絶望の淵にいた。
そんな真夜中、店の倉庫で偶然、異世界へと繋がる「非常口」を発見する。その向こうには、兵士に追われるエルフの少女、リアナ・エルセフィアがいた。森のエルフであるリアナは、生まれつき宝石の真贋を見抜く「目利き」の才能を持ち、その能力を狙う欲深い人間たちに故郷を襲われ、逃げ出してきたのだった。
千尋はリアナを助け、彼女の特別な存在が店を救う唯一の希望だと直感する。最初は戸惑うリアナだが、千尋の「絶対守る」という言葉を信じ、コンカフェのキャストとして働くことを決意。リアナの「本物のエルフ」としての姿はSNSで瞬く間に拡散され、店は開店と同時に大盛況となる。借金返済の希望が見え始めた千尋だが、リアナを追う黒ローブの影が、この世界にも迫っていることをまだ知らない。