あらすじ
人外達の「守る為の嘘」、そして世界の概念に迫る物語。
『神は沈黙し、悪魔が祈った。世界の為に』
そして、人狼が手を差し伸べる。その理由を知った時__。
悪魔の組織「全国悪魔協会」、鬼の組織「鬼遣防衛本部」、天使の組織「神使総員同盟」。この三大機関は「トライアングル」と呼ばれ、ひとつの使命を共有していた。
――それは、“世界を維持すること”。
存在してはならないモノが現れれば、世界は崩壊する。
その理に従い、三種族は長年、異端の芽を摘み続けてきた。
ある時、協会最強の一級悪魔達に下されたのは、奇妙な任務だった。
深い森の奥、彼らが出会ったのは「ウル」と名乗る、正体不明の存在。
得体が知れないはずの彼に、しかし“シルシ”に覚えがある――。
思考を巡らせる間もなくウルが見せたのは、異様に黒く、深く、巨大な大地の穴。
そこに渦巻いていたのは、黒い霧。あってはならない矛盾の濁流。
その正体に彼らは絶句し、常識が覆された世界を戻す為葛藤を開始した。
“協会最強だった”悪魔たち四人を中心に、歪み始める「あるべき台本」。
常識が揺らいだとき、彼らは“灰色の手”を取った。
神は沈黙し、世界は軋みを上げ、
そして、“死に、記憶も魂も失ったはずのカラダ”が、意思を持って動きはじめる――。
矛盾によって構成された異変。
矛盾が存在すれば崩壊するはずの世界が、何故か壊れない。まるで別の『壊れ方』を示唆しているかのように。
そう、すべての始まりは__。
”始まるはずのない”場所からだった。
嘘で塗り固めた世界の上で、最も美しい嘘が悲鳴を上げる。
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信念とエゴイズム、繋がりと裏切り、記憶と魂、命と矛盾。
全てが錯綜する世界で、人外達は問い直す。
さぁ、聴け。
__人狼とは、世界の蓋世。望めば全てを行うことのできる存在。
ただ一つの制約は、「死ねない事」
その存在理由を、今一度綴ろう。